こんにちは、第5回となります。いよいよこの長期連載もピークです。
女木島は別名「鬼ヶ島」!みなさん鬼ヶ島が実在している事実をご存知でしたでしょうか。
芸術祭に組み込まれている、「鬼ヶ島大洞窟」でバスで到着。素朴派のお出迎え。
戦闘シーンが再現されています。
なぜかおびただしい数の鬼瓦がおどろおどろしく展示されています。地元の学生さん作でしょうか。一つ一つよく見たいのですが、ぱっと見ただけでも1千個以上が展示されており、すぐに諦めました。
電気グルーヴみたいです。アート作品も展示されていたようですが、完全に素朴派(鬼)に喰われていました。
鬼さんありがとうございました。
外にもえらい数の鬼瓦。
さてさてここから私の旅の最大の山場、大竹伸朗さんの《女根(めこん)》です。
休校中の女木小学校が会場となっています。一件普通の校門ですが、よく見ると、緑の蛍光色です。
入口でスリッパに履き替えます。
逆光でつぶれてしまいましたが、恥じらう乙女の股間のような「女根」がお出迎え。
大竹さんは、たくさんの人々が人口減のこの島に強く根を張って生きて欲しいとの思いをこめて「女根」と名付けたそうです。
水が出るので足を洗いました。
会場の裏手から捉えた全体像。とにかくでかい!やたらにカッコイイ!!
ここに住みたい。
この「女根」の文字は夜になると光ります。
横からも激写。
隅々まで手が入っております。
次は校舎の2階へ移動します。
2階へ登る途中、小学生のアートもありました。
2階の教室では大竹さん作詞のEgo-Wrappin’「女根の月」の映像が流れていました。
終了ギリギリに行ったので閉門時も見られました。目に蛍光色がしみます。
夏会期は曜日によっては夜間公開があり、ビカビカ光る女根ネオンが見られるようでした。
この休校中の小学校は島の児童の増えれば復活する可能性があり、作品は恒久的に残るかどうかわからないそうです。
植物はどんどん成長するし、会期外に大竹さんがやってきて、さらに手をいれるとのこと。会期ごとに変化する作品ですので、一度見ただけでは安心できませんぞ!
さらにここでしか手に入らない女根Tシャツ・手ぬぐいなども販売されています。大竹さんはサービス精神に溢れた方なので、行く先々に限定グッズがあります。くれぐれもご注意ください。
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すぐそばには若者が集うビーチがあり、ギャルとギャル男が戯れていたので、軽く呪っておきました。
女根の近くにあっためちゃくちゃカッコイイ社宅。
次回、最終章「行ってきました!『瀬戸内国際芸術祭2013』夏会期 Part.6 丸亀→高松 大竹伸朗展はしご旅」です。