急に涼しくなりましたね。びっくりしました。新人の大西です。
今回ご紹介するのは、Vogueなどファッションを中心に活躍した写真家アーヴィング・ペン(1917-2009)です。
アメリカのニュージャージー州で生まれたペンは、元々は画家志望だったのですが、大学時代の恩師に誘われヴォーグ誌で働き始め写真の才能が開花、そして表紙の撮影まで手がけるようになり、彼のファッションフォトグラファーとしてのキャリアが始まりました。
当時のアメリカは戦争が終わったばかりで、今までは上流階級ものだったファッション誌も働く女性に向けたものに変わっていき、ペンの自然光を取り入れたシンプルな白とグレーの背景に撮る白黒写真は目新しく、あっという間にファッションフォトの大きな流れの中心になりました。
日本だと、イッセイミヤケのコレクションを長年に渡り撮影していました。
500個のレモンを撮影する時に、まず完璧なフォルムのレモンを500個探す事から始めたというエピソードがあるように、ものすごい完璧主義だったみたいです。
彼の特徴でもあるプラチナプリント(とても手間がかかる20世紀初頭の美しいプリント方法)も自分の手でシートから作っていたそうです。
アーヴィング・ペンって名前自体、なんか軽やかで洒落てますよね。
特にアルファベット表記にすると。
彼の写真集はどれもかっこよくて、中でもオススメはこの写真集!
アーヴィング・ペン フラワーズ Flowers
Irving Penn
1980年/Haemony 英語版 初版 カバー
だったのですが、先日ちょうど売れてしまいました、、!
ファッションフォトのイメージの強いアーヴィング・ペンですが、花とかも撮っているんです。
ロバート・メイプルソープも花を撮っていましたが、ポートレートと同じで写真家によって全然違っておもしろいですよね。
ボヘミアンズ・ギルドには今回ご紹介しようとした写真集以外にも、多数のアーヴィング・ペンの写真集を取り揃えています。
夏目書房では写真集は勿論、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。
買取の詳細はこちらよりご覧ください。