どうもこんにちは。
現代アーティストの 川俣正の著作・関連書籍がかなりまとまって入荷しましたのでお知らせです。
川俣正という名前はもちろん知っていたのですが、知っていたのは名前だけだったのでこの機会にちょっと調べてみました。
こんな方です。
川俣正。
とまぁ、プロフィールはこんなかんじなんですけれども、
作品がすごい。
たとえばこんなのや…
こんなの…
廃材を建物の内外に張り巡らせたり、協会に椅子を積み上げて巨大な回廊を作ったり、巨大な鉄塔を作ったり…
そんなかんじのインスタレーション、プロジェクトを展開しているようです。
今回そんな川俣氏の初期プロジェクトの「テトラハウス・326プロジェクト」や十年にも及ぶ「コールマイン田川」の資料・カタログ、海外での展覧会カタログ、著作などがとても充実してまして
こんな充実ぶりは、ピカソでない限り、めったにないのでいくつかご紹介します。
川俣正 Slip in 所沢: A Gapped House in Tokorozawa
1984年/テトラハウス
川俣正 Tetra House N-3 W-26 Project
1986年/On the Table 英語版
川俣正 Work in Progress in Zug, 1996-1999
川俣正 Tadashi Kawamata
2000年/Hatje Cantz 英独語版
川俣正 Tadashi Kawamata. Bridge and Archives
2003年/Kerber 独語版
川俣正コールマインプロジェクト1996-2006 Tadashi Kawamata Coalmine Project 1996-2006
川俣正、山口祥平
2009年/アート印刷株式会社 限400 日・英語版 裏表紙少剥がれ
通路
川俣正
2008年/美術出版社 ペン献呈署名 初版 カバー 帯
「HP特集:川俣正 Tadashi Kawamata」
個人的にはほとんど知らなかった川俣さんの全体像をつかむのになかなか苦労しまして、しかし、
なんとなくだんだん知っていくと川俣さんのプロジェクが人と人のかかわりの中から立ち上がっていくプロセスやそれに関しての川俣さんの考えみたいなものが
とても面白くて、特にというわけではないんですけれど「通路」の中でドキュメンタリー作家の佐藤真氏との対談が収録されてまして、ドキュメンタリーのフィクション性の中のリアリティ(?)みたいな話題になるんですがそのなかで川俣さんが、
アントニオ猪木が試合が白熱するとマイクをつかんで相手に「本気出すぞ!」っていって「じゃあ今までなんだったの?」ってなるんだけどついついでちゃう本気、その一瞬の輝きがリアリティ、
っていっていた話(違ったらスミマセン)がおもしろかったです(川俣さんはけっこうプロレスが好きらしいです)。おわり。
毎回も恒例ですが
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