今回はデカルト関係の本をご紹介します。
ルネ・デカルト(1596-1650)はフランス生まれの哲学者です。
「我思う、ゆえに我あり」という命題はあまりにも有名です。
当時、信仰に重きを置くスコラ哲学が主流の時代に、
神学の域を出ていなかった哲学を
現代まで続く大きな学問へと進化させたデカルトは、
「近代哲学の父」と呼ばれています。
現代デカルト論集1 フランス篇デカルト研究会編 1996年/勁草書房 |
現代デカルト論集2 英米篇デカルト研究会編 1996年/勁草書房 |
教育思想とデカルト哲学相馬伸一 2001年/ミネルヴァ書房 |
英仏普遍言語計画ジェイムズ・ノウルソン 浜口稔訳 1993年/工作舎 |
デカルトの誤謬論池辺義教 1988年/行路社 |
ラショナリスムの学問理念三嶋唯義 1984年/行路社 |
デカルトはとにかく全てを疑います。
今朝食べたものの味や、目に見えている出来事、
「目覚めている」という自覚さえも徹底的に疑い続けた後で、
「自分があらゆるものを疑っている瞬間は、自分が何者かでいなければならない 」
という考えに到達します。
「我思う、ゆえに我あり」の誕生です。
私たちはには当たり前の事のようですが、
後の時代の哲学者たちはこの一見シンプルな命題を
証明したり、反論したりするのに
気の遠くなるような時間と労力を消費させられることとなります。
今回ご紹介したデカルトは勿論、
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