今回はテオドール・アドルノ関係の本をいくつかご紹介します。
テオドール・アドルノ(1903-1969)はドイツの哲学者で、
同時代を生きたホルクハイマーやハーバーマスらと共に、
フランクフルト学派の代表的な人物です。
否定弁証法テオドール・W・アドルノ 木田元他訳 1996年/作品社 |
ミニマ・モラリア傷ついた生活裡の省察テーオドル・W・アドルノ 1986年/法政大学出版局 |
アドルノ=クシェネク往復書簡テオドール・アドルノ/ エルンスト・クシェネク 1988年/みすず書房 |
ベンヤミン アドルノ 往復書簡ヴァルター・ベンヤミン/ テーオドーア・W・アドルノ 1996年/晶文社 |
フランクフルト学派の展開2002年/新曜社 |
現代思想 1975年5月号1975年/青土社
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アドルノが生きた時代はまさに激動の時代でした。
ユダヤ系であったアドルノはナチスから逃れるために、アメリカへ亡命します。
そこで盟友ホルクハイマーと「啓蒙の弁証法」を書き上げます。
そこでは、何故ここまで文明の発展した人類が、
ナチスのようなファシズムに傾いてしまうのか 徹底的に書き込まれています。
以前ここでご紹介してきた多くの哲学者たちも
何かしらの戦争体験をしている人物が多かったように思います。
果たしてその悲惨な体験が無かったら、彼らはどんな思想家となっていたのでしょうか。
今回ご紹介したアドルノやフランクフルト学派関係の本は勿論、
夏目書房では様々なジャンルの本の買い取りを行っております。
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