はじめまして、新人の大西です。
これから写真集を中心にご紹介していくのでよろしくお願いします。
今回はボヘミアンズ・ギルドにロベール・ドアノーの写真集がまとまって入荷したのでいくつかご紹介します。
「写真は創るものではなく、探すものだ。」と言う言葉を残したロベール・ドアノー(1912-1994)は、パリの街を自由に歩き回り、日常の小さなドラマを記録し続けた写真家です。
中でもオススメは、「La Banlieue De Paris」です。
「パリ郊外」と名づけられたこの写真集は、ドアノーが生まれ、生涯を通じて撮り続けたパリ郊外への優しさと皮肉が入り混じった彼のあたたかい眼差しを感じられる写真集です。
パリが解放された時、ナチスと寝た女性たちがリンチにあい髪を丸刈りにされるのを他の写真家がカメラに収める中、ドアノーは「可哀そうな女性を撮りたくない。」と、決してカメラを向けなかったそうです。
そんな彼の人柄は、写真からも十分に伝わってきます。
ロベール・ドアノー写真集 La Banlieue De Paris
Blaise Cendrars
1987年/Denoel 仏語版 カバー
中はこんな感じです。
他の写真集も勿論オススメです。
Robert Doisneau
1979年/Contrejour 仏語版 プラスチックカバー
ロベール・ドアノー写真集 Doisneau. Mes gens de plume
Robert Doisneau
1992年/Editions de La Martiniere 仏語版 カバー
今回ご紹介したロベール・ドアノーは勿論、夏目書房では様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、ご連絡ください。