1940- 中国(黒龍江省)
ミラノを拠点にヨーロッパ全土で活躍を続ける彫刻家。
フレームだけの舟型やネット、大理石の柱などを用いて展示空間を異化されるインスタレーションを展開。ミラノに定住した1967年からの数年間、イタリアではアルテ・ポーヴェラの動向が国際的な注目を集めた時期だったが長澤はその動向の至近距離に位置していながらも、いかなる党派、運動にも加担せず単独で自身の芸術的課題を掘り下げてゆき、多くの展示参加を展開した。
1990年から2002年まで、ミラノのNABAで諸外国からやってくる芸術志望の若者たちを熱心に指導した。2004年からはミラノの国立ブレラ美術アカデミーと東京の多摩美術大学で客員教授を務めている。