4代目の古本屋修行日記 | 夏目書房・ボヘミアンズギルド 古書・古本・美術品買取[神田神保町/池袋]

どうも。

昨日は休日だったので森美術館でやっている「ネイチャーセンス展」を見に行ってきました。

これは吉岡徳仁・篠田太郎・栗林隆の３人が、都市化、近代化の進んだ現代生活において、自然を知覚する潜在的な力（ネイチャー・センス）や日本の自然観について考え、それが現代の美術やデザインにどのように活かされているのかを問いかける。といった内容になっています。

実際、自然を感じる作品がたくさんありました。
いずれも部屋全体を使った大きな作品で圧倒させられました。

吉岡徳仁「スノー」
巨大な空間に大量の羽毛を扇風機で巻き上げる。舞い上がる雪を見ているような感覚になります。

篠田太郎「GINGA」
天井からポツリと落ちてくる水滴によって、水面に宇宙の星々が描かれる作品で、瞬間的に消えていくのが宇宙の本質であるということを表現しています。

栗林隆「ヴァルト・アウス・ヴァルト（林による林）」

天井が低くて何だかよく分からない空間でしたが、ところどころに穴が空いていてそこから顔を出すと銀世界の森のような景色が見える空間にになっています。厚い和紙で作られた空間が幻想的な世界を作っていました。

また、インドネシア出身の３人組みユニット「トロマラマ」の作品も面白かったです。

４００以上の版画で彫られた版木をコマ撮りして製作したハードロックのミュージックビデオになっています。発想が面白く、根気の要る作業でつくられたこの作品は、見ていて飽きないです。

この他にもまだまだ面白い作品がたくさんあったので、皆さんも暇があれば見に行ってみてください。

本日も新入荷商品たくさん入ってきています。
夏目書房　新入荷

直島行ってきました！！
詳しいことは夏目書房ブログに書いてありますので、そちらをご覧になってください。

夏目書房ブログ

さて、昨日は美術の市場に行ってきました。
そこで仕入れてきた戦利品が今日届きましたのでご紹介します。

・アンディー・ウォーホル額

「フラワー」　89×89

ポップアートの旗手であるウォーホルのシルクスクリーンの額です。
ウォーホルといえば、マリリン・モンローやキャンベルスープのシルクスクリーンが有名ですが、
今回は「フラワー」が入荷しました。
鮮やかなピンクを主体にとても美しく、ウォーホルらしい作品です。

また、これとは色違いの「フラワー」もございます。

「フラワー」　61.5×61.5

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その他のウォーホル商品はこちらから
アンディ・ウォーホル

・山田正亮画額

1963年／「Work」　油彩　キャンバス　裏面にシール付　41×27　6号

山田正亮らしいストライプの油彩画です。
作品集の名前でもある「ＷＯＲＫ」 という題です。

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・ジャン・カルズー版画額

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・鈴木信太郎画額

1994年／｢人形｣　サイン入　40×31

題は「人形」で、こちらも限２００のオリジナル・リトグラフです。

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今回の戦利品は以上になります。

今まで自分が仕入れたりしたものは夏目書房ＨＰの「４代目特選」に載っています。
是非そちらもご覧になってください。

４代目特選はこちら

千代田図書館でやっている『としょかんのこしょてん』というのがあることは知っていますか？？

『としょかんのこしょてん』というのは
神田神保町の古書店がほぼひと月ごとに行っている出張古書店です。
千代田図書館の９階の一角に設けられていて、古書店ごとにさまざまなジャンルの本などが置かれています。

９月からの『としょかんのこしょてん』はボヘミアンズ・ギルドが担当することになりました。

「夢二のつくる本の世界」と題しまして、
名前の通り夢二の本や、楽譜、直筆ものなどを出品します。
皆様に分かりやすく、見ていて面白い内容にしていこうと思っていますので、
是非足を運んでみてください。
期間は９月２日（木）～１０月４日(月)までです。

こんな感じで展示されます。

また、大変恐縮なのですがセミナーもやることになりました。
まだ入って間もないので、できるか不安ですが毎日勉強しています。
皆様に伝えることももちろんですが、自分の勉強の意味も込めてやりたいと思っています。
よろしくお願いします。
日時はまだ未定です。
決まりましたら、追って連絡いたします。

『としょかんのこしょてん』はこちらにはこちらにも載っていますので
ご覧になってください。

BOOK TOWN じんぼう

千代田区立図書館

戦争の事典・ヒトラーの写真集など面白い内容の戦争ものの本が入荷しました。

そのうちの何冊かをご紹介します。

・世界戦争事典

ジョージ・C・コーン著・鈴木 主税・浅岡 政子訳
2006年／ 河出書房新社　カバー　帯　函
￥３．１５０-

紀元前2000年から現代までの人類四千年の戦争を網羅しています。
2000にもおよぶ大戦、紛争、反乱、内乱を収録していて、戦争の背景、原因、経過、結果、影響を明解に解説しています。
知りたい情報へ簡単にアクセスできる参照・関連項目。また戦争発生年から調べるための詳細な年代索引、欧文から調べるための便利なアルファベット索引、生没年付きの充実した人名索引付きです。

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世界戦争事典

・ナチス第三帝国事典

ジェームズ テーラー・ウォーレン ショー著・吉田 八岑訳
1993年／ 三交社　カバー
￥３．１５０-

ヒトラー誕生からニュルンベルクまで。水晶の夜からアウシュヴィッツまで。狂乱の第三帝国の歴史的真実を七百余の項目で総ざらいする迫真の現代史ドキュメントです。貴重な写真口絵、年表、地図、戦争記録、主要人物語録、索引などとても見やすいです。

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ナチス第三帝国事典

・Mit Hitler Im Westen　ヒトラー写真集1　西部前戦編

ハインリヒ・ホフマン
1995年／ アルバン　カバー　帯
￥２．３１０-

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Mit Hitler Im Westen　ヒトラー写真集1　西部前戦編

・ナチス・ドイツの強制労働と戦後処理　国際関係における真相の解明と「記憶・責任・未来」基金

田村光彰
2006年／ 社会評論社　カバー　帯
￥１．４７０-

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ナチス・ドイツの強制労働と戦後処理

その他にもさまざまなジャンルが入荷しています。
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夏目書房　新入荷

また、オークションも随時開催しています。
どんどん新しい商品が出るのでご覧になってください。
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ボヘミアンズ・オークション

マイケル・クーパーの写真集「Blinds & Shutters」が入荷しました。

・Blinds & Shutters

Michael Cooper著・Brian Roylance編
1990年／Genesis Publications　英語版　限5000 函
￥７３,５００-

１０人の芸術家、作家、詩人、ミュージシャンなどの直筆サインが入ってることも特徴です。
今回入荷した本には、アダム・クーパーやギンスバーグ、アレン・ジョーンズなどのサインが入っていてとても貴重なものになります。

中身も少しだけですが載せちゃいます。

※今回入荷したBlinds & Shuttersに直筆サインしている１０名
Brian Auger・Peter Blake・Donald Cammel・Adam Cooper・Spencer Davis・Terry Doran・Duane Eddy・Allen Ginsberg・Allen Johns・Colin Self・Bill Wyman

直筆サインが入っていて大変珍しい商品ですので、この機会に是非お買い求めください。

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Blinds & Shutters

ボヘミアンズ・ギルド
入口入ってすぐの左手に版画・浮世絵のコーナーがあることはご存知でしょうか?

そこにある商品、この度大量値下げいたしました。

その内の何点かをここでご紹介します。

・木村利三郎シルクスクリーン

1983年／ 「The Heart And The City」　サイン入　自刷　限150　14×22
￥１．５７０－
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・小田襄メタルリーフプリント

1983年／ 「銀の窓」　サインイ　限150　11×10
￥１．５７０－
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・横田稔銅版画

鉛筆サイン　手彩　限５０の内1番 7×5
￥３．１５０－
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・山下清澄銅版画1

円形　鉛筆サイン入　限30　28×21
￥１２．６００－
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この他にも、まだまだ種類ございます。
木村茂・山高登・テレシコビッチなどもございますのでご覧になってください。

その他の商品は
こちらから

また、店頭ではHPには載っていない西洋古典版画なども格安でご用意していますので是非店頭までお越しください。

どうも。
お盆休みを３日いただいたので、名古屋・大阪と旅行に行ってきました。
とくに 何をしたわけではないんですが、久しぶりの連休満喫できて楽しかったです。
でも、 かなり無茶なスケジュールでまわったのでだいぶ疲れました。

さて、今日は木村忠太の額・図録が入荷しましたのでご紹介します。

・木村忠太画額

「風景」　日動画廊シール付 油彩　３号 26.5×21.5

￥４２０．０００-

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・木村忠太展

東京国立近代美術館 1994年／読売新聞社

￥４．７２０-

ご注文はこちら

木村忠太とは、日本でよりもフランスで著名な、知る人ぞ知る画家です。

高松に生まれ、東京へ出て、画家となり、１９５３年フランスに渡り、以来帰国することなく、フランスの画家としてとして生きた画家です。
ボナールの光から出発した木村忠太は、戦後のパリでの苦しい時代を乗り越え、輝かしい光、半ば抽象化されながら、しかも自然と心を感じさせる、大胆な画面構成によって、独自の画風を築いてきた。
アブストラクトとレアレズムの総合が目標だとし、そのためには東洋の精神が必要だと言って次々と作品を発表してきた。

やがて木村忠太は、パリ画壇からも注目されるようになり、美術館にも収蔵され、１９８４年にはフランス政府より芸術文芸騎士勲章を贈られた。

この後も木村忠太は光の印象派から魂の印象派を目指して描き続けたが、１９８７年二回目のニューヨーク個展の最中に亡くなった。その墓はパリ市の真ん中、モンパルナス墓地の詩人ボードレールの墓の近くにある。

木村忠太は風景の画家であり、光の画家であり、魂の画家であった。どんなに抽象に近づいても、そこには必ず自然があり、風景があった。画家の眼を、画家の心を通じて見た対象があった。
それは見慣れれば鑑賞する人に必ず分かる自然であり風景である。

木村忠太の作品はパリ、ポンピドー・センター、パリ市美術館、南フランス、ツーロン美術館、アメリカ、ワシントン・フィリップス美術館に収蔵され、日本でも東京国立近代美術館、大阪、国立国際美術館をはじめ、各地の公立、私立美術館に収蔵されている。

木村忠太の作品はどれもは人気がありますので、ご注文はお早めにどうぞ。
木村忠太

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夏目書房　新入荷

毎日あついですね。
こう暑いと外に出かけるのも嫌になります。
でも、こんなときにふとお寺とか神社回りたいなーっと思った人にお勧めなのが、

古寺巡礼です。

日本の庶民や寺院、仏像等を撮影したことで知られる写真家の土門拳。
当店、土門拳の古寺巡礼が入荷しました。

古寺巡礼は何種類かありますが、今回は「国際版」が入荷してきました。

・古寺巡礼　国際版　全５冊揃　土門拳

昭38-50年／ 美術出版社　初版　函　天金

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また、土門拳全集の中の古寺巡礼揃もあります。

・古寺巡礼　全４冊揃（大和篇上下・京都篇・全国篇）　土門拳全集１～４

昭58年／ 小学館　初版　カバー　函背ヤケ　帯　月報付　全4冊揃

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また土門拳の他の作品はこちらから
土門拳

寺院・神社が好きな方、土門拳が好きな方
この機会にどうぞご購入ください。

夏目書房ブログの方でもご紹介しました都築響一が編集した
Art Randomが全１０２冊入荷しました。

大竹伸朗・キースへリング・バスキアなどの有名な画家はもちろん

ヴィンセント・ギャロやラメルズィなどのめずらしい画家の特集もあります。

また、アウトサイダー・アートに焦点を当てている巻もあります。
アウトサイダー・アートとは、特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現したという作品である。別名アール・ブリュットとも呼ばれている。

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Art Random

今回HPには１５００円以上のものしか載せていません。
それ以外は店頭販売になります。
全１０２冊揃っておりますが、全て１点限りになりますのでお早めにご購入ください。

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夏目書房　新入荷

お知らせです。

HPの商品の一覧のところ、小さくですが画像が見れるようになりました。
これで、いちいち写真をクリックする必要がなく商品を閲覧することができるようになりました。
もちろん今まで通り、写真をクリックしていただくと大きい画像も見れます。

こんな感じです。
HP新入荷一覧

これからも皆様が見やすく、そして買いやすいHPにしていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。

また、皆様からの意見・要望なども参考にしていきますので、何かお気づきの方がいらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。

TEL:03-3294-3300
アドレス：natsume@natsume-books.com