これは芸術なのか?
クリストの作品を見るとそう思う人が多いんじゃないんでしょうか。
クリストの作品を
一言で言うと「包む芸術」
巨大な大自然から建物まで布で包んでしまいます。
「ヴァレー・カーテン」などは谷間に巨大なカーテンを下げた作品です。
この作品は幅381メートルにも及ぶ大きさ。
この画像の作品は「梱包されたライヒスターク(帝国議会議事堂)」
当時ベルリンの壁崩壊1989年以前以降を跨いだ長期プロジェクト
1971~1995年の24年間かけて完成し、わずか二週間公開されました。
クリスト夫妻の「梱包」芸術は瓶や椅子など日常の小さなものを包むことから始まり、
マイアミの11の島々をピンクの布で包囲(1983)、パリの橋を白い布で覆った
「ポン・ヌフの梱包」(1985)など、景観そのものを対象とするようになります。
作品はまさに壮大なプロジェクトと呼ぶにふさわしいでしょう。
プロジェクトにかかる巨額の費用は、
美術館や政府や企業などから一切の援助を受けることなく、
プロジェクトの完成を予想したドローイングやコラージュ作品など、
クリストの手によるオリジナル・アート作品の販売でまかなっていました。
また、プロジェクトは毎回、その梱包や作品設置の舞台となる場所の住民・政府官僚などとの許可が必要であり、しばしば反対運動や「これは芸術か否か」といった論争に巻き込まれています。
クリストは実現までの社会的、政治的な交渉、経済的な問題、プロジェクトにかかわった人々との交流、こうした全過程を自らの作品とみなしています。
作品は全て夫妻(奥さんはジャン・クロード)の共同作業である。そして完成した作品は人々の想像力をかきたてて2~3週間で撤去されてしまいます。
日本では1991年に6年間の準備を経て、茨城県とカルフォルニアとに、同時に3100本の傘を立てた「アンブレラ」が注目をあびました。
そんなクリストの作品が何点か入りましたので、ぜひご覧になってください。
ちなみに当店で一番高いクリストの作品はこちらです。
・クリスト作品オリジナル・プリント額
1983年/「Surrounded Islands,Biscyne Bay,Miami,Florida 1980-1983」 Wolfoano Volz撮影(24.5×19 クリスト・サイン入) 実物布(サイン入)「Vicinity Sketch」付 \84.000-
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クリスト作品オリジナル・プリント額